Placebo - Sleeping with Ghosts

Sleeping With Ghosts

Sleeping With Ghosts

どこまでも文学的で芸術的。
OasisRadioheadがなかなか耳に馴染まない僕の音楽的嗜好には、所謂ブリットポップなどと呼ばれる音楽は到底縁の無いものであると認識していた。ところがこの偽薬と名乗る3人組は、音を通じて僕を知らない所まで数歩飛びで送り届けてくれた。結果的に「私は喜ぶ」ことに繋がったのかもしれない。
生の音に無機質な電子の音。中性的なヴォーカル。ポップでダークでありながらもロック。
現実を見るのに疲れたときに、カーテンを閉めて、光を遮断して、部屋の隅っこの方で縮こまって、プラシーボを聴きたいと思う。閉鎖した中にあっても世界は無限に広がる。精神とはそんなものであるという事を感じた。