歳の差

車校の教官で一人、どうしても反りの合わない人が居る。自分からしてみればもうお爺ちゃんに当たるような歳の男性だ。
何をしても文句を言われる。もちろんこちらの事を考えてのことだろう(と思いたい)。ただ自分のすることを何もかも否定されるというのは気分の良いものではない。
長年で培われた経験と知識を前にしては反抗することさえ憚られる。ここで無理矢理反抗してもガキだと思われるに違いない。尤も心の底でこんな事を考えているあたり、自分はまだ幼いのだろうけど。外で言えない分ここで言わせて貰う!ふぁっく!


学業を終えて苦労の末に就職しても、一年以内で辞めてしまう若者が多いという。今日はそんな人たちの気持ちをちょっぴり味わった日であった。あんなお爺ちゃんの元じゃ俺も働けない気がする。治せるものなら治したい。治さなきゃ大人になれない。・・・ふぁっく!


あーもう今年で二十歳だよ。